スタッドレスタイヤ未装着で、突然の降雪があった際に役立つアイテムがスプレー式のタイヤチェーンです。
今回はそんなスプレー式タイヤチェーンについてご紹介します。
▼この記事の目次
スプレー式タイヤチェーンとは
スプレー式タイヤチェーンとはタイヤに直接薬剤を振りかけ、グリップ力を高めることで雪道でのスリップを防いでくれます。液体には粘着性の樹脂が含まれており、タイヤの表面を細かくざらつかせることで摩擦力を高めます。スタッドレスタイヤなどとは違い、あくまで緊急用・補助用として使用します。
スプレー式タイヤチェーンのメリット・デメリット
メリット
簡単に使える
スプレー式ならタイヤに吹き付けるだけなので、誰でも簡単に使うことが出来ます。
持ち運びが簡単
タイヤチェーンを持ち運ぶとなると収納スペースがなくなりますが、スプレー式タイヤチェーンなら場所を取らないので車に常備しておけます。
価格が安い
スタッドレスタイヤやタイヤチェーンの購入となるの数万円することが多いですが、スプレー式でしたら1本1000円~3000円程度で購入することが可能です。
デメリット
雪道の長距離走行には向いていない
スプレー式はあくまでの緊急用のタイヤチェーンですので、雪道を長距離走行することは出来ません。
ボディが汚れる
スプレー式タイヤチェーンは、誤って車体に付着してしまうと落ちにくいので注意が必要です。特に天然樹脂を使用しているものは特にベタつくので注意が必要です。
スプレー式タイヤチェーンの選び方
制動効果で選ぶ
スプレー式タイヤチェーンを選ぶ上で一番大切なポイントが制動効果です。
選び方は、メーカーが雪道での制動力を実験している製品を選ぶようにしましょう。
北欧や北米など、豪雪地帯で開発された商品は、制動力の信頼性が高くなります。
効果の時間で選ぶ
スプレーを吹きかけてから効果が持続する距離は、商品によって異なります。
滑り止め剤はタイヤの表面に付着しているだけなので、距離を走るとだんだん落ちてしまいます。
効果の時間は商品のパッケージや説明書に記載されているので出来るだけ効果時間が長いものを選ぶようにしましょう。
スプレー式タイヤチェーンおすすめ4選
SNOW GRIP スプレー式タイヤチェーン
雪国ノルウェーで作られた商品です。天然樹脂を使用しているので環境にも優しいアイテムです。効果の持続距離は70Kmなので緊急用には十分な商品です。また、スプレー1本でタイヤ20本分使用出来ます。
BULL SONE スノーOKスプレー
効果の持続距離は30Kmです。スプレー1本でタイヤ20本分使用出来ます。このアイテムの最大の特徴は車のタイヤだけでなく、バイクや靴底の滑り止め用としても使える汎用性の高さです。
田村将軍堂 いざっ!という時にスプレーチェーン
効果の持続距離は10Kmです。スプレー1本でタイヤ10~15本分使用出来ます。最大の特徴は値段の安さです。滅多に雪が降らない地域の方が念の為に持っておくのにおすすめです。
TYRE GRIP BGTG-1
このアイテムはアイスバーンにおいては、ノーマルタイヤと比較して300%もの摩擦力アップととても制動力が高いアイテムになっています。効果の持続距離は70Kmなので緊急用には十分な商品です。また、スプレー1本でタイヤ20本分使用出来ます。アメリカで試験を行っているので信頼性も十分です。
まとめ
今回はスプレー式タイヤチェーンについてご紹介しました。
スプレー式タイヤチェーンは誰でも簡単に使うことが出来るので、冬の突然の雪に備えて車の置いておくことをおすすめします。